明るい墓地 2/13

2003年02月13日(木)20:26

風が吹くとカラカラと景色が騒いだ
立ち枯れの多い竹林だった
畦道から小さな森に入り 10分も進んだろうか
道を失った
だが冬の森は歩きやすい
すぐに森に入る前に見えていた池の淵に立った
その池の向こう側に回り込めば元の道がある
いったん後ろへ山を登り稜線にでる
小道を見つけ池に沿うように歩いてゆくと
轍のある道があった
が その道はすぐに行き止まり
そこに
明るい墓地 があった
のどかな日だまりに十字架が輝いていた

ふと
十年ほど前に知人が 猪ノ鼻ダムの奥で見たという ケシ畑を思った

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(無題)

2003年02月01日(土)01:44

神戸 元町 ガード下を歩く

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西淡路冬西高東低 1/28~

2003年01月29日(水)22:17

岩屋をまわって西浦を感じたら
いきなり海が道と同じ高さで目に入ってきた

岸近くの潮流が速く
強い西風とぶつかって波頭は白く砕けてはいるが
まるで川の流れに出来る波のようにうねりはそこにとどまっている

フロントガラスに飛沫がかかる

太古から冬の西浦の海岸にはいろんなものが流れ着き
ここの人たちは東浦の人たちよりきっと
考えることが少し多かったのだろう

などと・・・

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雨の日の雨の  1/27

2003年01月27日(月)19:36

雨の日の雨の中
雨の天を見上げていると
雨がそこで生まれていることが
わかる

雨の中で雨の天を見上げることが出来なくなった頃から
いろんな不自由が見えてきた

今は裸で
雨の日には露天風呂で天を見ている

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(無題)

2003年01月22日(水)14:37

埼玉にいる息子ともう半年近く連絡が取れない
と姉が言うので
新幹線に乗った~新幹線は乗るたびに進化してる と何気なく思うほどいつも乗車期間は久しい 今回は15年ぶり?~

その幾日か前に「おかあちゃんはどうだった」と姉に言われた と母から聞かされ 自分に行方不明の時期があったことを初めて知った 四半世紀前という言葉がぴったりな昔の日々だが 気負いのない普通の日々だった 甥もまた日常にいた

二十歳の東京は弾んでいた
それは二十歳の眼があったからなのか
五十路の目には どこの町にでもいる日本人たちが溢れていた
スイッチ一つで切り替えができるなら ONしてみたい欲望はあるが
OFFしていることのやさしさ やわらかさが
今はここち好い

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