◆軽薄な散歩◆
未明
ひさしぶりの大きな月がそこにある
何かを話しかけたい気分の午前四時
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今年最後の磯行きのつもりで 無理を承知の天候の中
潮崎へ向かった
西風が吹き付ける磯をさけての あまり期待の出来ない場所だったが
何とか馬糞海胆を確保して 帰途についた
おかしな風景だった なにがおかしいのか瞬時には解らなかった
かなり強い風の中 風車が動いていなかったのだ
作ることが目的だったなんてことはないだろうに
呆然と立ち尽くす風車なんて・・・
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■03/7/13(日)19:38
□人生はほとんどがすれ違いだと・・・
昨日の暑さのせいだか?
蝉が羽化してしまったようで
雨を逃れて?
店の通路の壁に休んでいる
長い地中生活からの離脱のタイミングをちょっと外したような気がする
一昨日は七年の恋を唐突にキャンセルされた男が
酔っていた
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梅雨の晴れ間に柏原山をめざす
三熊山のやまももは終わったが柏原はまだまだのはずと
見上げると山頂は雲に隠れていた
半月ほど前は三カ所でウサギを見かけたが今日は鹿
ガスで視界がきかないこんな日は
鳥たちの鳴き声もいい感じなんだが
ウグイスは似合わない
やまももはまだ一週間はかかりそう
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激しい雨の後すぐに陽が差して 青空が見えたとき
つい最近読んだ小説に出てきた 水たまりに映る世界ばかりを写真にしている女の子を思い出して 水たまりをさがした
適当な水たまりが見つからないままに思い出したのが 数年前の雨の翌日 柏原山の見晴台のコンクリートに出来た水たまりに あめんぼうが二匹遊んでいたこと
見上げると柏原山はまだ雲の中で 三熊山に行ってみた
森の中の水たまりを写すのは手に負えそうになくて やまももを頬張りながら歩いていたら いろんなところにきのこが顔を出していた
森は今がきのこの季節みたいだ
・・・結局水たまりを写してる女の子はいなかった
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