Drinker's Space

- ジョルジュ -

パインジュースをつくる  愉しみ!

2003年08月28日(木)16:56

パインジュースをつくる といっても特別な手法があるわけじゃなく
単にパイナップルの実をジューサーで搾るだけなのだが
割に手間で億劫になりがちだった
  で 愉しみ である

数年前ある客が「パイナップルは実より芯が好き」
というので芯を出したら実に嬉しそうに美味しそうに食べた
それ以来パインジュースをつくるときに芯を保存するようになったのだが なにしろ二十五年間で二人しか出会わなかった芯好き人間が
そう店に現れるはずはなく ほとんどの芯は二三日後にゴミ箱行きになる それで芯を残すことを徒労だと思いかけたとき 気付いた

その芯が誰かに食べられることなく捨てられたとしても
それを残すときにすでに僕は 愉しみを与えられてる と
食べる人が現れたら嬉しいには違いないが
それは十年後のひとりであっていいし あればステキだ

木曜日は沢蟹を好きな人がわりによく来るみたいで・・・

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光が・・・

2003年08月14日(木)02:33

最近 赤い星が目につくと思ってたら 火星大接近だという
しかも今回よりも近づいたのは6万年前
そして次回は284年後のことだと・・・
地球と火星との距離はこの8月27日の最接近時で5576万キロ
今年1月には2億7千万キロ超だったって・・・

初めて天体望遠鏡を覗いたときの失望を憶えている
百倍の世界への期待がレンズの中の星の小ささで崩れた
  たとえばさそり座の赤星アンタレスは5百光年先にあって
  百倍の世界でも5光年もあるので 大きくは見えない
などと納得した振りをしても 何かが変だと思っている

もっと昔 友人が叫んだ
  夜が暗いのは宇宙が広がってるからだ
  宇宙が縮んでいたら夜も明るいのだ


もっと光を! せめて百倍の・・・
  あっ、

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鮎屋川上流へ

2003年07月31日(木)20:23

鮎屋川上流に沢蟹をさがす
いつもより水量の多い川中を上流へと歩く
カワトンボが岩に休んでいる
オニヤンマ?が体をかすめて飛ぶ
以外と沢蟹が見あたらない
少しゆくと二つの流れの合流点になる
左の昔からのお気に入りの場所を後回しにして
右側の沢を登る
急に水が冷たくなる
沢蟹の姿が目に映り出す
オニヤンマが産卵しているのを手の届く距離に見る
沢蟹を少し確保して左の沢にはいる
水がぬるい
去年も同じことを思ったことを思い出す
沢周りを整備して流れに陽がいっぱい差すようになって
水温が上がり
沢蟹が見えなくなった
なんかそんな整備が 改良と言われて いろんなところに・・・

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たとえば・・・

2003年07月28日(月)17:36

たとえば
スーパーで売っているトコブシ(ナガレコ)は 一目でトコブシと判るものが殆どだが
洲本の市場で見るものや 自分でとってくるものは
トコブシなのか小さな鮑なのか 実は僕は知らない
磯へ行って二三個しか捕れなかった時は鮑と言い
いっぱい採れた時はトコブシと呼ぶ
ことが多い

今日は今年五十六回目の釣行
去年手の届く所まで寄せて逃がした
鰆を釣った
写真はない

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ひぐらしって?

2003年07月16日(水)20:19

最初はどんな鳥だろうかと考えた
ウグイスの谷渡りの鳴き声に似たものを感じたから
けれど いろんなところから聞こえてくるその雰囲気が
蝉のようだと思えたとき 突然
~ひぐらし カナカナとなく~ と文字が浮かんだ
確かめようと声のあたりをさがしてみたが
主は見つけられず 飛び立つ気配もなかった
鳴き声は“カナカナ”とはどうしても聞こえず
あえてたとえれば “キリキリ”の方がまだ近かった気がする

快晴の柏原山の頂の辺りの喧噪は
少し下ればもう形跡もなかった
“ひぐらし蜩その日暮らし”
呟きながら山を下りた

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